Q41.パッチテストの実際
  
パッチテストは主に湿疹・皮膚炎の原因を探し出すための皮膚を使った検査方法です.
パッチテストの実際を説明します.

■パッチテストユニットについて



■パッチテストユニットを貼ります




■判 定







パッチテストによりアレルギーの原因(アレルゲン)を見つけ出し、身の回りからアレルゲンを取り除くことは、アレルギー症状をよくする治療の一つになります.

なお、パッチテストを行える医療施設は限られていますので、パッチテストに詳しい皮膚科専門医がいる皮膚科クリニックでご相談ください.

かつうみ皮膚科医院では、パッチテストは予約制で行っています.

■サイト内リンク
Q2. アレルゲンとは?
Q12.湿疹・皮膚炎の3大原因って何?
Q13.湿疹・皮膚炎の原因の見つけ方は?
Q42.パッチテスト検査試薬について
 
左の写真は検査試薬を付けたパッチテストユニットをはがしたところです(パッチテストユニットの形にマジックインクで印がつけてあります).
判定は、パッチテストユニットを貼った日の、 2日後、3日後そして7日後に判定します.

アレルギーを起こす検査試薬があたった場所には、丸いパットの形に発赤(紅斑)やブツブツ(丘疹)を認め、原因を見つけ出すことができます.
左の写真は検査試薬を付けたパッチテスト ユニットを背中に貼ったところです.
パッチテストは主に背中か上腕で行い、パッチテストユニットは2日間貼ったままにします.
その間に検査試薬が皮膚にしみ込みますので、2日後にパッチテストユニットをはがし、 皮膚の反応を判定します.

パッチテストユニットを左に示します.
フィルム状の粘着シートに小さい円形の不織布パットが5個付いています.
それぞれのパットに液体や軟膏に溶かし込んだアレルギー検査試薬または化粧品などの製品そのものをひとつひとつ付けます.