Q5.水虫は秋が勝負!?

水虫は白癬菌というカビが足の皮膚に寄生して発症します.
春から夏にかけて治療を始めた方も多いと思いますが、水虫の完治には秋が勝負です.
春・夏に塗薬を塗り始め、秋になるころには症状が軽くなってきていることと思いますが、ちょっと良くなったところで治療を中断すると、再発が多いのです.

水虫の再発パターンは2つありそうです.
ひとつは治療期間が短すぎて、皮膚に白癬菌が残存してしまった場合です.
一見、症状が治ったようでも白癬菌が皮膚に残っていることも多く、それが後日、再増殖して再発に結びつきます.
もうひとつは、再度、新たな白癬菌の感染を受ける場合です.
水虫を持つ未治療の家族がばらまいた白癬菌による再感染や、大勢の人が裸足で出入りする場所(プール、温泉場の床、スポーツジムのシャワールームなど)での再感染です.

水虫の完治には、根気よく治療を続けること、特に秋になっても、だめ押しの治療を続けることが大切です.
さらに、再感染のリスクのある場所に出入りした時は、予防の意味で塗薬を塗ることも再発を減らすために有効だと思います.

とにかく粘り強く、根気を持って治療を続けてください.