Q51.とびひって何?
  
とびひの正式な病名は伝染性膿痂疹といいます.

主に黄色ブドウ球菌という細菌が原因で、虫刺されや湿疹などの    掻きこわした傷に感染を起して広がります.
小さいかさぶたやびらんを生じ、しだいにひろがっていくので、      飛び火という名前がついたものと思います.

ブドウ球菌は気温が高いと増えやすい菌なので、とびひは夏に     皮膚の抵抗力の弱い子どもに多く見られる皮膚病です.

治療は抗生物質の外用と内服で、通常1週間ほどで治ります.
その間、シャワーや石鹸の使用はかまいませんが、プールや海に
入ることは制限が必要です.
また、子どもどおしで伝染することもありますので、兄弟がいる場合は
シャワーやタオルを別々にすることも必要です.