Q52.男性型脱毛症用薬 フィナステリド錠について
  
男性型脱毛ではジヒドロテストステロンという抜け毛原因物質が関与していることが知られていましたが、そのジヒドロテストステロンという物質が皮膚で作られないようにする薬剤(一般名フィナステリド)が製品化され、男性型脱毛症用内服薬「プロペシア」として使われてきました.

平成27年4月より、プロペシアのジェネリック医薬品「フィナステリド錠」の処方ができるようになりました.
ジェネリック医薬品ですので、プロペシアとくらべ安いお薬代で入手することができます.

フィナステリド錠はプロペシアと同様の内服用法・効果になります.

1日1錠内服する薬で、効果が実感できるまでには6ヶ月以上を要します

1年間内服を継続していただいた場合、著明に発毛を認める方が数%、軽度の発毛を認める方が約5割、脱毛の進行が止まる方が約4割あり、合わせた有効率は9割を超えますが、数%の方は無効といわれています.

今のところ重い副作用の報告はありませんが、まれに胃腸障害や
性機能への影響が報告されています.

フィナステリド錠は健康保険の適応にはなりませんので、かつうみ皮膚科医院で診察費・処方箋料1400円、はづき調剤薬局で4週分の薬剤費・調剤料として5000円を自己負担していただきます.

■リンク ・プロペシア@情報サイト