Q56.ナローバンドUV−B療法について
  
紫外線には皮膚で起きているアレルギー炎症を鎮める働きがあることが知られており、それに基づいた紫外線療法が乾癬・掌蹠膿疱症やアトピー性皮膚炎の治療で用いられてきました.

従来の主な紫外線療法には、PUVA療法(紫外線増感剤オクソラレン塗布後UV−A照射療法)、ブロードバンドUV−B照射療法、UV−A照射療法がありました.

近年、UV−B(B波長紫外線)のうち乾癬の症状を改善させる効果が高く紫外線皮膚炎を起しにくい波長が311nm付近にあることがわかり、その311±2nmの紫外線光線のみ発生する蛍光管が開発され、ナローバンドUV-B療法が行えるようになりました.

当医院でもナローバンドUV-B治療器を導入し、同治療を行っています.