Q26.便秘はアトピー性皮膚炎を悪くする?

胃腸の状態とアトピー性皮膚炎は無関係ではなく、便秘や下痢がアトピー性皮膚炎を悪くすることはよく経験されます.
腸内には多数の菌が常在しているのですが、その中にも善玉菌(乳酸菌群など)と悪玉菌(カンジダなどのカビ、腐敗性嫌気性菌など)があります.
便秘や下痢の時には悪玉菌が増えやすくなり、また悪玉菌が増えると便秘や下痢になりやすく、そのような状態ではアトピー性皮膚炎に悪影響が及びます.

腸の働き・状態や腸内細菌のバランスを整えておくことは、アトピー性皮膚炎の改善に役立ちますので、整腸作用のある食物繊維や乳酸菌を含む食品を十分にとるとよいでしょう.

食物繊維は海藻、豆類、きのこ類、野菜類などに多く含まれ、
乳酸菌を多く含む食品の代表はプレーンヨーグルトです.
ただし、明らかなミルクアレルギーを持っている方はヨーグルトの摂取には注意が必要です.

食物繊維の豊富な食品、乳酸菌含有食品を毎日の食生活に取り入れ、アトピー性皮膚炎の改善に役立てましょう.

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